愛の奴隷

1976年公開/ニキータ・ミハルコフ監督の映画と、1994年公開/ベティ・カプラン監督の映画がある。邦題がかぶってしまっただけで、内容的には何もつながってない。

※んじゃめな本舗 商業アンソロジー再録集「オペレッタ眼鏡御殿」収録分を参照しています。

P23 1-4コマ

保科智子「よし! おおおお…苦節三千円、遂に、遂にコイツを軍門に下したでェ!」

智子がUFOキャッチャーをやっているが、掴む部分が機動戦士ガンダムのモビルアーマー「アッザム」ぽくなっている。
取ろうとしているぬいぐるみは北海道テレビ放送のマスコットキャラ「onちゃん」。目の部分が「om」になってたり、帽子の部分が「HTB→BTH」となっている。
作者いわく
今でこそ全国区の知名度ですが、この漫画を描いた当時(2004年ごろ)はまだまだ『水曜どうでしょう』は知る人ぞ知るレベルの地方番組で、onちゃんっぽいモノを描いたら
北海道の方々に物凄く喜ばれた記憶がございます。あの頃は自分も北海道在住の方にVHSで録画テープ送ってもらって、皆でサイコロの旅とか見て爆笑してたなあ。
まさか大泉洋氏がこんなにビッグになるとは思わなかった。

P24 2コマ

保科智子「心臓麻痺で殺す気かー!」虎口拳 レミィ「あらし」

板垣恵介の漫画「グラップラー刃牙」最大トーナメント、愚地独歩が天内悠に使った。

本部以蔵いわく
虎口拳だ 
親指と人差し指のつけ根で 縁道と呼ばれる鼻と眉毛の間を強打する
数瞬だが 視力と思考力が失われ──次の攻撃をまともに受けることになる
レミィが「あらし」と叫んでいるのは、ここがゲームセンターなので、すがやみつるの漫画「ゲームセンターあらし」から。

P24 4コマ

SONTORYと書かれた自動販売機の広告枠「SASUKE DRY新発売!」

1984年にサントリーから発売された炭酸飲料「SaSuKe」から。
味は好き嫌いがはっきり出てしまう(要はキワモノ)。
「コーラの前を横切るヤツ、冒険活劇飲料サスケ」

P26 1-2コマ

レミィ「いやこの前教室でネ……」長岡志保「いや~昨日は愉快愉快! ヒロったら性懲りもなくあたしに格ゲー勝負ふっかけてきてサ~ もー軽く返り討ちよ! あたしが操るチンシンザンは無敵だっつーの! だからいつも通り敗者は1日奴隷生活! ヒロはあたしの下僕って訳!」レミィ「─ってことを聞いたんだヨ!」

SNKの対戦格闘ゲーム「餓狼伝説2」から登場したキャラ「チン・シンザン」。2ではアンディとならび最強キャラの一角だったけど、以降は弱体化が進んでしまう。
昭和歌謡大全集αで作者が鉄拳6について語っております。
今回登場のボブさんは「6」からの新キャラ。元々は引き締まった身体に整った顔立ち、そして空手の達人という事でモテモテだったものの、どうしてもウェイト差のある相手には
勝てなかった。「もっと究極の身体をつくりあげなければ……!」そう思ったボブさんは輝かしい表舞台からあえて去り、そして再び皆の前に現れたその時は……と、ゆー人物。
機敏に動くデブ。なんとなく元チンシンザン使いとしては親近感を覚えずにはいられないです喃。

P26 3コマ

レミィ「だからアタシもゲームでヒロユキに勝って1日独占するんだヨ! なさけむようで残虐行為手当なんだヨ!」

アタリゲームズの対戦格闘ゲーム「ピットファイター」から。
説明書から…
あなたは”ピットファイター”(穴ぐら戦士?)として次々に登場する強者たちと闘うのです。
スタートボタン以外はすべて凶器です(まじ)。なさけむよう! 生き残る以外には死しかないのだ! あたりまえか。
「なさけ むよう」は戦闘前のメッセージ「Show No Mercy」の和訳。
「残虐行為手当」は戦闘後のボーナス「Brutality Bonus」の和訳。

P26 4コマ

レミィ「てな訳でトモコ! この最新GAME「戦士達の歴史爆発」で特訓するヨ-!」

データイーストの対戦格闘ゲーム「ファイターズヒストリーダイナマイト」から。

P27 3コマ

保科智子「藤田君が私の奴隷!?」掲載するにはあまりにきわどい絵なので、別の画像でお楽しみください。

ゆでたまごの漫画「キン肉マン」キン肉星王位争奪サバイバル・マッチに出てくる強力チームの次鋒・レオパルドンから。
「次峰レオパルドン行きます!」
「グオゴゴゴ」
「ギャアーッ!」
マンモスマンのノーズフェンシングをシュバババと食らい、わずか1ページで玉砕。
奴隷どころかかませ犬なんて表現では済まない扱いだが、人気投票「超人総選挙」では2013年:16位→2015年:25位と、なにげに一部の読者からは愛されていることがうかがえる。
ジェロニモやウルフマンがこいつより順位が低いという現実から目を背けてはいけない。

P28 1コマ

レミィ「じゃあアタシはこのハゲでデブでマッチョな上半身裸のアラブ人を選びマース!」カノレノフ 保科智子「…何このゲーム…」

「ファイターズヒストリーダイナマイト」のラスボスにあたるキャラ、カルノフから。
おおもとは1987年にデータイーストが発売した業務用アクションゲーム「カルノフ」から。
DECO社長が「ダメだ。主人公はスキンヘッドで上半身ハダカの太ったオヤジにしろ。タイトルは『カルノフ』だ。それ以外は許さん。」と言ったせいで主人公にあるまじき風貌になったとか。
基本的に第一作「ファイターズヒストリー」では精悍かつ短軀なオヤジだったが、続編「ファイターズヒストリーダイナマイト」ではなぜか脂肪の鎧を着込んだデブになっている。
カルノフはさまざまなゲームに出ているけど、ほとんどは腹筋割れまくりの精悍なキャラで、腹の出たデブとして扱われることは少ないのだが…
おそらく顔から首回りの部分の肉付きを見たらデブとしか言いようがないから、デブ扱いされるのだと思われる。

P28 2コマ

保科智子「…ほな私はこの後退のネジを外した戦う人間発電所ってキャラでいくかな…」チェレンコフ レミィ「It's COOOOL!」

「ファイターズヒストリーダイナマイト」のSFC移植作「ファイターズヒストリー 〜溝口危機一髪!!〜」のラスボス「チェルノブ」から。
おおもとは1988年にデータイーストが発売した業務用アクションゲーム「チェルノブ」から。
発表当時、ストーリーにおける原子力発電所の事故、タイトル画面に書かれたソ連の国旗、「チェルノブ」というタイトルから1986年に起きたチェルノブイリ原発事故を連想させる
不謹慎なゲームとして非難を浴びるが、これに対してデータイーストは『チェルノブは先に開発した「カルノフ」の従兄弟という設定であり、原発事故とは全く関係ない』という釈明をした。

荷電粒子が物質中を運動する時、荷電粒子の速度がその物質中の光速度よりも速い場合に光が出る現象をチェレンコフ効果という。このとき出る光をチェレンコフ光という。

P28 6コマ-P29 1コマ

藤田浩之「なァ……虎が何ゆえ強いと思う…? 元々強いからよ!」大人気無し。

原作・隆慶一郎、漫画・原哲夫の漫画「花の慶次」、伊達小次郎(伊達政宗の弟)子飼いの剣客・岩茎鬼十郎と一戦交える前。
前田慶次「虎は…なにゆえ強いと思う? もともと強いからよ お主はもともと弱いから そのような凶相になるほど剣の修行をせねばならぬのだ 哀れなことよ」
岩茎鬼十郎「ぬかせぇ~っ! いえ!? あ…ういい ばかな… ぶぎぃがろうぼ」

負けた保科智子とレミィは、車田正美の漫画「リングにかけろ」よろしく方向と重力を無視した「車田ぶっ飛び」状態になっている。

小次郎の袴と褌をひきずりおろした前田慶次「なんだ──っ!! この一物は~!? この程度で縮みあがるようなことで 一国の主になれると思っておるのか──っ!?」

P30 2コマ

藤田浩之「そ、そんな志保みたいな事は別に…って うわあ!?」どこぞのコスプレイヤー「お兄さんちょっといいかな?」店長「ちょい事務室こようね? すぐ済むから。」

どこぞのこみっくなパーティーっぽい世界の芳賀玲子はゲームセンターでアルバイトをしている、という設定。

  • 最終更新:2016-12-31 17:07:58

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